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排便障害とは

[2025.10.15]

排便障害とは

便秘とは一般に便の回数が少なくなることですが,その中で便がうまく排泄できないタイプの便秘があります。これは排便障害と言いかえることができます。今回は,この排便障害についてお話しします。

この分野は現在の最先端の学問で,主に欧米での研究が進み,日本ではほとんど取り上げられていません。この診断をするためには,まず X 線に写るマーカーを飲んでお腹の X 線撮影をします。そこで、腸の動きが悪いための便秘か,肛門に問題がある排便障害かを決めます。次に,肛門に問題がある方は,排便造影といって直腸にバリウムを入れて,それを排出してレントゲン透視下でその状態を観察します。

排便障害のタイプ

直腸壁の異常,骨盤筋肉の動きの異常,肛門周囲神経の異常などがあります。これらを識別するために,細いカテーテルを利用した肛門の圧力の測定が必要なこともあります。

直腸壁の異常

女性では直腸の前壁は腟の後壁と接していますが,直腸瘤はこの隔壁が緩いため,いきむと直腸の前壁が腟の方へ突出し,このため便がスムースに排出できない疾患です。

治療はこの緩くなった隔壁を縫い縮める手術をします。会陰下降症候群は排便の時に骨盤底が必要以上に下降するため,排便ができなくなる疾患です。直腸重積はいきんだときに直腸壁がひだを形成し,折りたたまれたようになり,便の排出を妨げる疾患です。治療は直腸を固定する手術をします。

骨盤筋肉の動きの異常

ふつう排便の時にいきむと肛門括約筋は緩んで便がでます。しかし,アニスムスはいきみの時に肛門括約筋の緩みがなく,このため便の排出ができなくなる疾患です。治療はバイオフィードバック法と言って,肛門括約筋を緩ませるようなリハビリテーョンをします。

肛門周囲神経の異常

陰部神経症はおしりへ行く神経の伝達が悪くなる疾患です。このため,排便ができなくなります。

現在、石川県でこのような検査ができる病院は当クリニックだけです。排便障害に対して漫然と便秘薬を飲んでいても効果はありません。このような症状の方は一度,当クリニックの診察を受けましょう。

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